
photo=松林満美
―舞台での活躍が続いていますね
舞台は観るのも大好きなのですが、演じていると、お客様に生で観ていただけて、喜びや涙に触れることができて本当に楽しいです。以前の作品で、仲間たちから離れ離れになるときに号泣するシーンがあったんです。そしたらお客さんも泣いてくれて。うれしくて、やっててよかったと思いました。
―ゲームの原作が多い印象があります
そうなんです、ありがたいことにゲーム原作が多いですね。もともとゲームやアニメが大好きなので、キャラクターに入り込むというか、感情移入するのが得意で、楽しくやらせていただいています。それをきっかけにゲームの番組のお仕事をいただいたり、広がっていくのがすごくうれしいですね。ゲームは、シミュレーションゲームとか育成とか、カードゲームとか、考える系が好きです。戦略を練ったり、考えた末に試行錯誤するのが性に合ってるんです。
―本が好きで、中でも哲学書がお好きだとか
哲学は大学で専攻していたんです。中学生のとき、父親に哲学の本をもらって、「あ、私が考えていたことは哲学だったんだ」って思ったことがあって。小学生のころに考えていた程度のことではあるんですが、「自分の中には何人の自分がいるんだろう…」とずっと思っていて。「カレーが食べたい」と思っても、「カレーだと食べ過ぎちゃうんじゃないか」とか「カレーより、おそばがいい」とか、自分の中でもいろんな意見があることが、哲学の考え方にあることを知って興味を持ちました。
―自分を客観視する考え方は、演じる上でも役に立ちそうですね
キャラクター設定ももちろんなんですけど、演じる職業の人が普段どういうことを考えているのかとか、内面的な部分の下調べをしますね。9月の舞台「LAST MESSAGE」では刑事の役なんですけど、“刑事さん”って普段どんな服装をしたり、どんなことを考えたりしてるのか、知り合いの警察の方に話を聞いたりして、どれだけ近づけるか、というところから始めています。演じるからには責任を持って、愛情を持ってやりたいので。
―今回の舞台「LAST MESSAGE」では、女刑事・瑠依を演じます
幼いころに両親を殺し屋に殺されて、復讐のために刑事になった、という背景があります。殺し屋と対峙していくなかで、人間関係や心情がどう描かれるのかが見どころですね。作演出がアクション出身の方なので、共演者にスーツアクターをやられている方も多く、かっこいいアクションが見られると思います。私も出演者として、作品の一部として責任を持っていい作品に仕上げていきたいです。
―今後、どのようなことにチャレンジしていきたいですか?
気の強い女性の役を演じさせていただくことが多いので、「気が強くて男らしい女性を描くなら藤嵜亜莉沙」みたいになれたらうれしいですね。アクションも殺陣もがんばって、動ける女優といえば亜莉沙だよね、って。お客様からも、今回の舞台をみて「やっぱりすごかったね」って言っていただけるようにがんばりたいです。
―ありがとうございました。
藤嵜亜莉沙(ふじさき・ありさ)
1990年12月30日、埼玉県出身。
2011年「仮面ライダーフォーゼ」、2013年「白衣のなみだ」などのドラマや、2016年の舞台「逆転裁判2~さらば、逆転」、2016年「SHINSENNGUMI-episode ABULANOKOUJI-」、2016年「人猫『のぶニャがの野望』番外公演『ねこ軍議~飼い猫はどいつニャ?~』」など舞台を中心に活躍。ニコニコ生放送「安藤武博のGAME NEWS TV!」にレギュラー出演中。DHCシンデレラアワード2012スペシャルビューティー賞受賞。
藤嵜亜莉沙さんのサインをプレゼント【3名様】
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東出有貴プロデュース公演「LAST MESSAGE」
【公演日程】
20160905-01_sub07 ・9月7日(水)19:00開演
・9月8日(木)14:30開演(☆)、19:00開演
・9月9日(金)13:00開演(☆)、17:00開演(☆)
※開場は開演の45分前(千秋楽は開演の30分前)
※☆=終演後チェキ撮影あり(キャストにより撮影不可の場合あり)
※公演時間:110分予定
【場所】
座・高円寺2(東京都杉並区高円寺北2-1-2)
【料金】
・プレミアム席:5000円
・一般席:4500円
・当日券(一般席のみ):5000円
【問い合わせ】
予約フォーム:last.message.ticket@gmail.com
問い合わせ:yuki.soloproject@gmail.com