
写真=坂本康太郎
―「VR SHORTS」のプレゼンターを務めるにあたり、作品もご覧になったんですよね
VRのヘッドセットをいただいて、ノミネート作品を拝見したんですが、見始めたら止まらないですね。気付いたら汗びっしょりでした(笑)。受賞作品もすごく面白かったですし、それ以外の作品も、VRならではの工夫がたくさんで、時間が経つのがあっという間でした。
―たとえばどんな作品が印象に残っていますか?
「この男性をフォローしてください」と言われて、ずっとその人物を追っていって物語が展開していく『Heal Tomorrow』という作品があるんです。でも、気になってもう一度最初から、今度は男の人を追わないで別の方向を見てみると、そこでも物語が展開してるんです! これ、作品を何回も観る意味がぐっと増えるな、と思いました。もし自分が出演するとなったら、リハーサルが大変そうだなと思いました(笑)。
―まさに新しい映画の形ですね
初めてVRで映画を見させていただいたんですが、ゴーグルを外したときの、映画と現実とのギャップがものすごくて、衝撃を受けました。子供の頃、ゲームに夢中になってて終わったらふと現実に返るときのような。
―スポーツやライブに近づいていく感覚かもしれませんね
その通りですね。それも、自分を中心に360度で展開される舞台で。すごいぜいたくだと思います。座って観てはいられなくなりますね。映画の体感装置とか、『レディ・プレイヤー1』のランニングマシンのような、体の動きが伴う観方に変わっていくかもしれない。そういう時代がもう来ていると思うとワクワクしますね。
―PrizmaXとしてのライブも、Level7まで来ました
本当にありがたいです。そして、「ワクワクドキドキが止まらない」ということが、これから先も続いていくんじゃないかな、と思います。期待していただいていいですよ!
―PrizmaXのライブは、映像作品も見どころ。今回のショートフィルムとの出会いも、ライブ活動に生かしていけるかもしれませんね
作品を作ってみたくなりました。そんなに簡単なことではないと思いますけど…。来年はプレゼンターではなくて、監督として「ショートショート フィルムフェスティバル」に登壇してたりして(笑)。監督して自分も出演する、北野武監督のような。…言い過ぎました、すみません。
―最後にメッセージを
何があっても僕から離れないでください。これからもずっと、ワクワクさせてあげられると確信しているので、これからもどうか応援してください。
―ありがとうございました
森崎ウィン(もりさき・うぃん)
1990年8月20日生まれ。
中学2年生でスカウトされ、2008年、PrizmaXに加入。同時期にドラマ「学校じゃ教えられない!」や「ごくせん」シリーズ、映画『パレード』『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』などに出演。2014年、映画『シェリー』で初主演。2018年には、日本ミャンマー合作映画『My Country My Home』、スティーブン・スピルバーグ監督映画『レディ・プレイヤー1』、大野いととダブル主演の映画『クジラの島の忘れもの』が公開。今秋には、映画『母さんがどんなに僕を嫌いでも』が公開予定。PrizmaXとしては、今秋、各メンバーがプロデュースする楽曲の連続配信が決定。
世界130以上の国と地域から集まった1万本以上の作品から、選りすぐりの約250作品を都内8会場で上映する、アジア最大級の国際短編映画祭。国内の映画祭として初となるVR部門や、学生部門・ノンフィクション部門を新設。ジョージ・ルーカス監督の名を冠した「ジョージ・ルーカス アワード」も話題となった。VR部門「VR SHORTS」の作品は、LEXUS MEETS…HIBIYAで体験することができる。会期は6月24日(日)まで。