
本作が世界中で評価されていることについてブリーは、「この作品は何かリスクを負うことによって、余すことなく人生を生きるということ を覚えていく物語で す。こういうことが実際に私たちの人生でも起きるからこそ、共感を呼んでいるのだと思います。そして、感動する愛が描かれているから評価されているのだと 思います」と映画の魅力を語った。
息子役を演じたジェイコブは、映画を最初に観た時の感想について、「演じているときは自分の目でしか見てこなかったものが、さまざまなアングルから、音楽を付けられたものに編集されて映画になって、すごくクールだったよ」とコメントした。
役作りについて、ブリーは「自分自身の人生経験と同じじゃない部分がたくさんありました。それだけに役作りに8カ月費やし、実際に主人公が置かれた状況が彼女へ肉体的・精神的に与える影響についてきちんと準備して撮影に臨みました」と振り返った。
そ して、アカデミー賞主演女優賞の受賞の瞬間については「自分の名前を呼びあげられたとき、頭の中が真っ白になり、ステージの階段を上がったことも、どん なスピーチをしたかも覚えていません。でもそのおかげで、その場で心からの言葉をみなさんに伝えることができました。受賞した翌朝から『キングコング』の 撮影でベトナムに行っていて、そこから日本に来たので、オスカーさんは家で私の帰りを待ってくれています」と、受賞以来オスカー像とまだ会っていないこと を明かした。
また、ジェイコブは「授賞式へ行ったことはゲームで遊ぶよりも面白かったよ! ブリーが受賞した時は特にお気に入りの瞬間だった、あとプレゼンターをしたのも面白かった!」と子供らしい回答で場内を和ませた。
今 回の初来日についてブリーは「日本に来るのは長年の夢で、桜の季節に来られたらいいなと実は思っていました。だから今回とてもマジカルな体験をしていま す。ちょうど今、日本では桜をテーマにした食べ物や飲み物がありますが、全部チェックしています!」と興奮気味。ジェイコブは「日本に行くことになってい くつか日本の曲を聞こうと思って、お母さんに教えてもらいました。そのなかで星野源さんの曲を気に入って、飛行機の中ではずっと聞いたよ」と日本の流行に 敏感な一面を見せた。