
6月24日公開の映画『結婚』の完成披露試写会が8日、東京・新宿の角川シネマ新宿で行われ、主演のディーン・フジオカほか、柊子、中村映里子、松本若菜、安藤玉恵、萬田久子、貫地谷しほり、西谷真一監督が登壇した。
ディーンが登場すると、集まった女性ファンから大きな歓声が。本作で結婚詐欺師を演じたディーンは「犯罪者なので、どうしたものかなと思って…。結婚詐欺は犯罪です。そういう生き方を選ばざるを得なかった理由が古海(うるみ)にはあって、放っておけないというか、目をそらせない魅力が出せればと思い演じました」と挨拶。
すると、司会者からの「ディーンさんにならだまされてもいいって思いませんか?」という呼びかけに会場から一斉に拍手が。「だまして!」と書かれたうちわを手にする客の姿もあり、会場の笑いを誘った。
ディーンの魅力を聞かれた萬田は「彼が遠いところを見てるような姿が好きなんです。それがまた、女性に『私のほうを向いて』という気持ちにさせるような…、生まれ持った魅力なんでしょうね」と解説。「きっと、結婚詐欺師とわかっても、最後までだまされてあげようと思っちゃうんじゃないかしら」と分析すると、ディーンは「結局、男は手のひらで転がされてしまうんですね」と頷いた。
また、本作の主題歌「Permanent Vacation」は、ディーン自身がDEAN FUJIOKA名義で作詞・作曲・歌を担当。西谷監督との出会いとなったNHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」への思いも込めて作ったと明かし、「『あさが来たらどうなるのか』という思いがスタート。映画の中で古海の独白のようなものがないので、彼が抱く焦燥感や、明日のことがわからないで不安でいる彼の思いを歌に込めました」と振り返った。「Permanent Vacation/Unchained Melody(DEAN FUJIOKA)」は、7月5日(水)発売。