
10月28日公開の映画『インフェルノ』の公開を記念し、東京オペラシティコンサートホールに1200名以上の観客を集めて、トム・ハンクス演じる主人公ロバート・ラングドンの名を冠した「ラングドン・プレミアム・オーケストラ」と題したコンサートが開催された。円光寺雅彦指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団演奏によって『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』『インフェルノ』の“ラングドン・シリーズ3部作”を彩った名曲が上演された。
ゲストに、作家、博物学者として活躍する荒俣宏と、フィレンツェでのワールド・プレミアでのフェリシティ・ジョーンズを思わせる真紅のイブニング・ドレスで壇蜜が登壇。荒俣は、ラングドン・シリーズの魅力を「とにかくスピード感がたまらない」と語り、『インフェルノ』の見どころや、劇中に登場する美術品や歴史的建造物をプライベート写真を披露しながら紹介。壇蜜からは、「ラングドンのような知的な男性に対しては尊敬が愛情に変わってしまうんですよね」と意味深な発言も。
『インフェルノ』にちなみ、“地獄体験”を聞かれた壇蜜は、別れ話を切り出すときに土下座して相手の様子をうかがい、余計に相手を怒らせたという“地獄の恋愛体験”を披露。荒俣は、「作家は嘘を書いて生きている訳だから一番罪深い」と発言し、自ら“地獄行き”を宣言した。
イベントの後、『天使と悪魔』スペシャル・エディション(ハンス・ジマー)、メンデルス・ゾーンの交響曲第4番“イタリア”より第一楽章、リストのダンテ「神曲」よる交響曲S.109より第1楽章「Inferno」などが上演され、およそ2時間におよぶ「ラングドン・プレミアム・オーケストラ」が無事終了した。