
3月3日公開の映画『アサシン クリード』のヒット祈願イベントが10日、東京・赤城神社で行われ、主人公カラム・リンチの吹き替えを担当した斎藤工が、新春らしい袴(はかま)姿で登場した。
主人公カラムを演じているマイケル・ファスベンダーについて斎藤は、「彼こそ“妖艶な”俳優さんで、セクシーさが取りざたされますが、すごく実力のある方なので、今回の役も、アクションの多い大変な役だと思いますが、すばらしい主人公でした」と絶賛。吹き替えを担当したことについては、「近くの相手と会話しているときも、声は遠くに当てるという、アフレコならではの技術を、監督と話し合いながら追求しました」と振り返った。
この日は、遺伝子操作によってDNAに眠る記憶を呼び覚まされ、祖先の記憶を追体験させられることになるカラムにちなみ、事前に斎藤のDNAを解析した結果を発表。50以上ある項目の中から、特に傾向が顕著だった「注意力・集中力・記憶力」「調和性・開放性」「自己志向性」「短期的利益を求める傾向」「支配欲」が公開された。
自己分析では「どちらかというと竹やりを持った歩兵タイプだと思う」という斎藤だが、分析の結果は「将軍タイプ」。「支配欲」が極めて高く、その傾向にあるのは日本で8%ほどなのだとか。「意外ですね」と驚いた様子の斎藤は、「クラスですごく地味だった人が、その反動で華やかな仕事をするってケースがあるじゃないですか。将軍も同じで、あまり向いていないような人が将軍になることで、新しい陣営を生み出したり、ということもあったんじゃないですか。だから、これも珍しいタイプの“将軍”なんだと思います」と独自の分析を披露した。
最後に巨大絵馬にサインし、今年の抱負を聞かれた斎藤は、「今年は農業に手を出したい。主にキノコとかを栽培したいです。菌類の繁殖、繁栄ですね。すみません、年男なのに気の利いたこと言えなくて…」と会場の笑いを誘った。