2月17日から18日の国内の映画動員ランキング（興行通信社）が発表され、16日から公開中のミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』が5億円を超える成績で好スタートを切った。全米では、昨年12月20日に公開され、1974年以降公開のミュージカル作品としては第4位となる1億5400万ドルの興行収入を記録している。
日本では、16日に全国405スクリーンで公開され、18日までの3日間で35万5081人の動員数、興行収入5億815万1200円を記録。これは、日本で59億円近いヒットを記録した『レ・ミゼラブル』のオープニング成績（3億7818万円6150円）を大きく上回る成績で、2018年の公開作品としてもナンバー1の滑り出しだ。
本作のプロモーションのため、先週13日には、主演のヒュー・ジャックマンと主題歌を歌うキアラ・セトルが来日。東京・新宿にある歌舞伎町シネシティ広場でイベントを行い、詰めかけたおよそ400人のファンに向かって「こんばんは！」と日本語で挨拶したり、完成までに7年半もの歳月をかけたという本作について、「5年前にも『レ・ミゼラブル』を携えて来日したけれど、今作はそれとはまったく異なるミュージカル映画。ミュージカルを支持してくれる日本のみなさんにこの映画を紹介できて、とても興奮しているよ」と熱い想いを語るなど、本作をPRしていた。
また、第75回ゴールデングローブ賞・主題歌賞を受賞した主題歌「This Is Me」についても、オンライン上で多くの反響を呼んでいる様子。「”THIS IS ME”のシーンで、私たちも負けずに戦うんだ！と勇気付けられて、ボロボロ涙が出ました」などの感想が寄せられているという。13日の来日イベントでも、ひげの女性レティとして本作に出演もしているキアラ・セトルが熱唱し、圧倒的な歌唱力で会場全体を一気に盛り上げていた。
そのほか、今週発表の映画動員ランキングでは、前週で上位だった『今夜、ロマンス劇場で』『祈りの幕が下りる時』『不能犯』などが1つずつ順位を落としてランクイン。公開10週目を迎える『スター・ウォーズ／最後のジェダイ』は9位で、10週連続のランクインとなった。
