森崎ウィン「スピルバーグ監督は気軽に話せる神様」/『レディ・プレイヤー1』完成披露試写イベント

4月20日に公開されるスティーブン・スピルバーグ監督最新作『レディ・プレイヤー1』の完成披露試写イベントが11日、東京・品川にあるTジョイPRINCE品川シアターで行われ、芸能界きってのスピルバーグ通だという坂上忍と、本作のメインキャストを務めた森崎ウィンが登壇。森崎は、スピルバーグ監督との撮影の様子を詳しく語った。

4月20日に公開されるスティーブン・スピルバーグ監督最新作『レディ・プレイヤー1』の完成披露試写イベントが11日、東京・品川にあるTジョイPRINCE品川シアターで行われ、芸能界きってのスピルバーグ通だという坂上忍と、本作のメインキャストを務めた森崎ウィンが登壇した。

20180412-02_sub01ほとんどのスピルバーグ作品を網羅しているという坂上は、最新作をひと足早く鑑賞した感想を聞かれると、「ポスターのコピーで“最高の初体験”と書いてあった通り、映画の中に入り込んで冒険している自分と、観客としての自分が2人いるみたいでグイグイ引き込まれた」と語り、「スピルバーグ監督の作品には、世代を問わず誰もが心に残るメッセージが込められている」と熱く語った。

20180412-02_sub02そのスピルバーグ監督の現場で撮影を行った森崎は、オーディションから本番までの様子を細かく明かし、「二次選考でL.A.の会場に行ったら、小さなミーティングルームで監督が待っていて、『ハーイ、ウィン』って言ってくださったんです。そこから記憶がないです」と興奮気味に解説。スピルバーグ監督自らが小型のカメラで撮影しながらオーディションを進め、短いセリフを英語で演技したあと、「日本語でやってみて」とリクエストがあったという。セリフは、原作「ゲームウォーズ」で、登場人物たちが目指す財産の象徴である“イースター・エッグ”を奪い合う“合言葉”や“掛け声”のような本作特有の言葉で、適した和訳が難しい「First to the egg」というもの。森崎は、「どうせ日本語わかんねぇしな、と思って、『タマゴ取りに行こー!』と、すっごい適当なこと言いました」と明かして会場の笑いを誘った。

スピルバーグ監督の印象については、「偉大な方ですし、ぼくにとって神様みたいな存在。でも、自分の位置まで降りてきて同じ目線で話してくれる、まさに“神降臨”という言葉がぴったり。“気軽に話せる神様”みたいな」と振り返った。また、森崎が演じるトシロウの、VRワールド内でのアバター「ダイトウ」が三船敏郎をモデルにしていることについて、「“マフニ”みたいにやってくれと言われて、最初はなんのことかわからず、直接聞いてみたんです。そしたら、『1941』で一緒だったことを教えてくれて、『三船さんのことだ!』ってわかって」と英語圏ならではの勘違いエピソードを明かした。

最後に、森崎は「一度は見たことのある日本のキャラクターがたくさん出てきます。それを宝探しのように見ていただけたら2倍も3倍も楽しめると思います」と挨拶。坂上は、「日本からまた一人、世界に旅立つ俳優が出てきてくれたなと感じました。本作は、スピルバーグ監督が思い切り真剣に“遊び倒した映画”だと思います」と語った。

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今から27年後の世界。人類はゴーグル1つですべての夢が実現するVRワールド「オアシス」に生きていた。そこは、誰もがなりたいものになれる場所。無敵のヒーローやハーレークイン、キティにだってなれる夢の世界! ある日、オアシスの天才創設者からの遺言が発表される――。「全世界に告ぐ。オアシスに眠る3つの謎を解いた者に全財産56兆円と、この世界のすべてを授けよう」と。突然の宣告に誰もが沸き立ち、56兆円をめぐって、子供から巨大企業まで全世界の壮大な争奪戦が始まった。
配給:ワーナー・ブラザース映画
公開日:4月20日(金)より、全国ロードショー 3D/2D/IMAX3DR/4D
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