
10月5日公開の映画『モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ』の完成披露試写会が13日、東京・新宿の新宿ピカデリーで行われ、主人公の高校生カナタの声を演じた窪田正孝、謎の少女ソラの声を演じた広瀬アリス、錦織博監督が登壇した。
声優初挑戦となった窪田と、アニメ映画での声優は初めての広瀬。本作では、2人の演技力を活かすため、先に声を収録して、それにアニメーションを合わせる「プレスコ方式」が採用された。窪田は「実際の吐息なども使われていた。自分の声にアニメが合わせてくれると聞いて、じゃあ自由に演技していいのかなと気になりました。台本のカサカサという音が入らないように持たずに置いて、手ぶりもつけて叫んでいました」と身振り手振りを交えて振り返ると、広瀬は「その様子を不思議だなと思って、見ないふりをしていました(笑)」と明かした。錦織監督は、「2人の熱演に触発されて、キャラクターに芝居や動きを付けていけたので、人物が息づいた感じを出せました」と評価した。
本作は、13年前に謎のチカラによって東京の一部が浮いた、という設定。それにちなみ、会場のスクリーンに2人のおよそ13年前の写真が公開された。窪田はイヤホンで音楽を聴いている写真、広瀬はバスケットボールに打ち込んでいたころの写真。窪田は、「17歳のころですね。東京が浮いているのにイヤホンしている場合じゃないって感じですが(笑)。当時は、イヤホンしてればかっこいいと思っていました(笑)」とコメント。広瀬は、「小学5年生の時ですね。夏になると真っ黒で、よく男の子に間違われてました」と当時を振り返った。
最後に、窪田は「ほぼ初めてだったのですが、監督やスタッフさんに後押しされてできました。子供だけでなく大人も楽しめると思います。大切な人とのつながりを感じられるので、ぜひたくさんの方に見ていただきたいと思います」、広瀬は「この映画はとにかく迫力があってめちゃくちゃ面白いです。初めて観る方でも楽しめる映画になっています。ぜひ楽しんでください」と見どころをアピールした。