
10月4日(金)公開の映画『ダウト~嘘つきオトコは誰?~』の完成披露上映会が9日(月)、東京・豊洲にあるユナイテッド・シネマ豊洲にて開催され、主演の堀田茜、稲葉友、西銘駿、岩永徹也、水石亜飛夢、永山たかし、久保田悠来、永江二朗監督が登壇した。
本作の見どころを聞かれた堀田は、自身が演じた香菜の決めポーズである“ダウトポーズ”を挙げ、「いろんな男性を“ダウト”していくシーンが要所要所にあるんですけど、ダウトポーズの角度だったり、やり方にもすごくこだわりが詰まっているので見てほしいです」と紹介。これについて久保田が「堀田さんの指が、誰かの脳天を貫きます」とコメントすると、岩永が「そんなシーンあった?」と首をかしげ、稲葉は「強いて言えば・・・久保田さん、ダウトです!」と鋭くツッコミ。堀田はダウトポーズを久保田に向けた。
同じ質問に、岩永は「セリフです。日常生活じゃなくて特殊な役だから、たいがい“イカレた”セリフを言っても成り立つところがありますよね」と声を弾ませ、「面白いもので、男性と女性で好きなセリフが違うので、その違いも感じてほしいです」とコメント。稲葉に「言葉が強すぎるよ」とツッコまれてしまう。その後もウケ狙いの回答が続く中、永山が「疑似体験。見た方がそんな感じになるんじゃないかな」と真面目に答えると、稲葉は「みんな、これが正解だ! 大人のちゃんとした答えだ」と安堵の表情を浮かべた。
印象に残っている撮影エピソードについて聞かれると、堀田は「スプリンクラーが出てくるシーンが精神的にも体力的にも一番大変なシーンだったので、どこで出てくるか注目してほしいです」と答え、稲葉は「西銘が小悪魔。今回のキャラクターが、ご覧の通り、笑顔を振りまくかわいらしい男の子なんですけど、どんどん人の心を奪っていく小悪魔だなと思って現場で見ていました。僕もしっかり奪われています」と西銘を見つめて目を細めた。
さらに、男性陣に「堀田の印象を一言で表現すると?」との質問が。久保田は「『優雅に泳ぐ』。最初が水族館の撮影だったんですけど、どっちが熱帯魚でどっちが堀田さんかわからなくなっちゃって・・・。きらびやかで」と表現すると、岩永は「たしかに熱帯魚みたいな格好してるもんね」とこの日の堀田の衣装をイジって会場の笑いを誘った。また、永山は「『アカネ100%』。ビンタをしていただくシーンがあるんですけど、普通、『遠慮しないできてください』ってこちら側が言うんですけど、本当に遠慮せずきたのって、矢沢心さんと堀田茜さんだけです。最高でした。今も忘れられないです」と明かすと、堀田は「すいませんでした・・・」と苦笑いを浮かべた。
最後に、本作のキーワードでもある“嘘”にちなみ、印象に残っている嘘エピソードを尋ねられると、西銘は、現在も中学2年生の弟に嘘をついているそうで、「一番いい兄貴でいたいという願望が強くて、『お兄ちゃんはエリートだ』って思い込ませているんです」と打ち明け、「弟の中では竹内涼真くんがトップだと思っていて、『竹内涼真くんってすごいお金を稼いでいるよね』って言ってきたときに、『俺のほうが稼いでいるよ』って言ったので、僕のことをお金持ちだと思っています」とニヤリ。MCが「その嘘がいつか本当になったらいいですね」ときれいにまとめると、キャスト陣は「たしかに!」「いい締め方してくれた」と目を輝かせた。