
2年に一度開催され、国内外の自動車メーカーや関連企業180社余りが出展する「第46回東京モーターショー2019」が東京・有明にある東京ビッグサイトで開催中。メイン会場となる東京ビッグサイトの西・南展示棟のほか、青海展示棟やパレットタウン内「MEGA WEB」とその周辺などで、「OPEN FUTURE」をテーマに11月4日(月・休)まで実施される。
中でも注目は、「MEGA WEB」で開催されている「FUTURE EXPO」だ。自動車業界だけでなく、NTTやパナソニック、富士通、NECなどおよそ60の企業や団体が最新技術を展示。移動や日々の生活、スポーツ観戦など、未来の暮らしを体感できる。
パナソニックは、自動運転車の車室空間「SPACe_L(スペース・エル)」を展示。スペース・エルは、2030年の完全自動運転が普及した都市空間を想定し、人による運転が不要になった移動中の車内で映画や音楽を楽しむ過ごし方を提案している。「移動するリビング」をコンセプトに、有機ELを使用したサイドウインドーモニターで鮮明な映像が楽しめるほか、サンルーフエリアも活用して“天井まで再現したコンサート”のような空間演出が可能だ。車内に空気清浄機があるのはもちろん、乗客の体温や血流などを感知し最適な温度に保たれるという。
また、子供たち向けの職業体験施設「キッザニア」と提携した「Out of KidZania in TMS 2019」も登場。トヨタ自動車や本田技研工業、マツダ、ダイハツ工業などがブースを構え、レーシングドライバー(本田技研工業)やコンセプトカーデザイナー(日産自動車)、金型磨き職人(マツダ)の仕事など、クルマにまつわるさまざまな職業を体験することができる。車の仕組みや普段携われない職業の仕事がわかりやすく学べるとあって、子供たちはもちろん、保護者たちも真剣な表情で説明に聞き入る姿が見られた。当日予約のほか、公式サイトからも予約できる。
「第46回東京モーターショー2019」は11月4日(月・休)まで開催。チケットは前売り入場券が1,800円、当日入場券が2,000円。高校生以下は無料で、小学生以下は保護者の同伴が必要。