初主演で最優秀主演女優賞・鈴木紗理奈が母に感謝/『キセキの葉書』完成披露上映会

11月4日より公開の映画『キセキの葉書』の完成披露上映会が24日、東京・新橋にあるスペースFS汐留ホールで行われ、主演の鈴木紗理奈、赤座美代子、ジャッキー・ウー監督らが登壇した。

11月4日より公開の映画『キセキの葉書』の完成披露上映会が24日、東京・新橋にあるスペースFS汐留ホールで行われ、主演の鈴木紗理奈、赤座美代子、ジャッキー・ウー監督らが登壇。さらに、会場に駆けつけていた雪村いづみとエンディングテーマを歌った小林啓子と一緒に記念撮影を行った。

本作で初主演を果たした鈴木が、「話をいただいた時、なぜ自分に主演のオファーがあったのかと思った。自分だったら鈴木紗理奈は選ばない。でも映画の出演を決めて、監督を信頼してついて行こうと思った」と振り返ると、ウー監督は「鈴木紗理奈さんは勘の鋭い人で、才能もある。脚本に書かれている『……』という表現をどう演じるかも伝えた」と評した。

鈴木は、本作でマドリード国際映画祭最優秀主演女優賞を受賞。「人生のご褒美をもらえた気分だった」と明かし、「私の実の母親が映画を観て喜んでくれました。子育てをしながら仕事をして、映画の撮影で2~3日、家を空けた時もあり、母の支えがあり、賞を取れて、お母さんに恩返しができたと思っています」と涙を浮かべながら語った。

ABOUT
脳性まひの娘・望美を抱え、介護に勤しむ美幸(鈴木紗理奈)は、先が見えない暗闇を歩いていた。夫・和成は仕事に追われ、まだ手のかかる7歳の息子・勇希と望美の世話をできるのは自分だけと、美幸は介護に、家事に、子育てに、家の中のことをすべて背負っていた。次第に追い詰められる美幸は、長年会っていない母・喜子(赤座美代子)に支援を頼むが、冷たくはねつけられてしまう。見えないストレスを抱え“仮面うつ”を患いながらも、いつも母親のように接してくれる大守(雪村いづみ)の励ましもあり、自分らしい生き方を取り戻すべく、夢だった児童文学者を目指し小説を書きはじめる美幸。しかし、そんな美幸を新たな試練が襲う。
配給:ミューズ・プランニング
公開日:11月4日(土)より、渋谷ユーロライブほか全国順次ロードショー
(C) 2017「キセキの葉書」製作委員会