劇中の親子が初対面!青柳翔は照れ笑い/『MR.LONG/ミスター・ロン』初日舞台挨拶

12月16日に公開した映画『MR.LONG/ミスター・ロン』の初日舞台挨拶が16日、東京・新宿にある新宿武蔵野館で行われ、青柳翔とSABU監督が登壇した。また、スペシャルゲストとして台湾出身のバイ・ルンインも登場。オーディションで披露したというカンフーを実演し、会場を盛り上げた。

12月16日に公開した映画『MR.LONG/ミスター・ロン』の初日舞台挨拶が16日、東京・新宿にある新宿武蔵野館で行われ、青柳翔とSABU監督が登壇した。また、スペシャルゲストとして、台湾出身の子役で青柳演じる賢治の息子ジュンを演じたバイ・ルンインも登場し、会場を盛り上げた。

20171216-01_sub03SABU監督は「オープニングの緊張感と、途中から徐々に心温まる話に変わっていく、それらが一つの作品として本当にうまくいったと思います。微妙なコメディ感もあり、クライマックスではちゃんと泣ける。バランスよく、本当によくできたと思います。『もっと褒めてよ~』って感じです(笑)」と自画自賛。青柳も「本当にいい作品ですよ。僕も泣きました」と賛同した。

アジアを代表するチャン・チェンとの共演について青柳は、「撮影でご一緒したのは1日だけでしたが、チャン・チェンさんはほとんど日本語が聞き取れるし話せるので、コミュニケーションがしっかりと取れて嬉しかったです」と明かし、リリーを演じたイレブン・ヤオとの共演については、「言葉が通じない中で、どんどん深まっていく役どころだったので、少しずつコミュニケーションが取れたのがよかった」と振り返った。これを聞いたSABU監督は「会話ができないからって、スタートの声をかける前からチュッチュチュッチュしてて」と語り、これに青柳は「ちょっと待った。またそんな適当なことを…」と苦笑い。しかし、すぐに「そう、チュッチュしてたんですよ」と乗っかり、会場の笑いを誘った。

SABU監督によれば、賢次とリリーのシーンは未公開シーンも含めて「1本の映画になるくらいある」のだとか。「横浜でのデートとかたくさんあるんですよ。中華街とか。使いきれなかったのがすごくもったいないなぁと思っていて、そのうちDVDとかね…」と、DVD特典などでのお披露目を予感させる発言に、会場からは期待の拍手が起こった。

20171216-01_sub01この日は、賢次とリリーの間に生まれた少年ジュンを演じたバイ・ルンインがスペシャルゲストとして登場。流ちょうな日本語で挨拶した。劇中では、賢次とジュンが顔を合わせるシーンがなく、青柳とルンインはこの日が初対面。ルンインが「やっと会えて嬉しいです」と語りかけると、青柳は「…パパだよ」と照れくさそうに微笑みかけ、会場を和ませた。

実は、ルンインはオーディションの場で得意のカンフーを披露したのだとか。SABU監督はそのときを振り返り、「何人かに会ったんですが、(ルンインくんは)目が暗いんですよ(笑)。でも突然、カンフーをやりだして、その落差がよかった」と起用の決め手を明かした。さらに、SABU監督は「やっちゃおうよ」とルンインを促し、壇上でルンインがカンフーを披露すると、客席からは大きな拍手が送られた。

最後にSABU監督は、「チャン・チェンに声をかけるのを忘れて、今日は来てないんですけど…(笑)。すごく感動する作品です。みなさんどんどん“つぶやいて”ください」とPRした。

20171216-01_sub02本作は、東京・中目黒にある居酒屋「三盃」とのタイアップが決定。殺し屋ロンが屋台で売っている牛肉麺(ニュウロウミェン)を再現したタイアップメニュー「ロンちゃん麺」を、1日限定10食にて販売する。同時に、コラボ相互割引を実施。新宿武蔵野館で本作を鑑賞した半券を居酒屋「三盃」で提示すると、「ロンちゃん麺」が100円引きに。逆に、居酒屋「三盃」のレシート(12月14日付から対象)を新宿武蔵野館で提示すると、『MR.LONG/ミスター・ロン』の当日一般料金(1,800円)が200円引きになる。期間は、12月16日(土)~2018年1月15日(月)。

ABOUT
ナイフの達人・殺し屋ロンは、東京・六本木にいる台湾マフィアを殺す仕事を請け負うが、失敗し、命からがら北関東のある田舎町へと逃れる。日本語がまったくわからない中、台湾人の親を持つ少年ジュン(バイ・ルンイン)やその母リリー(イレブン・ヤオ)と出会う。世話好きの住民たちと交流するうち、料理の腕を買われたロンは、牛肉麺(ニュウロウミェン)の屋台で生計を立てるようになる。屋台は思いがけず人気になるが…。
配給:HIGH BROW CINEMA
公開日:12月16日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
公式サイト:https://mr-long.jp/
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