森崎ウィンの夢は「アジア各国の映画に出ること」/「東南アジア映画の巨匠たち」オープニングイベント

日本と東南アジアの文化交流事業を幅広く紹介する祭典「東南アジア映画の巨匠たち」のオープニングイベントが4日、東京・有楽町にある有楽町スバル座で行われ、数々の国際映画祭で高い評価を受ける監督たちが登壇。日本やミャンマーをはじめ世界中に活躍の場を広げている森崎ウィン(PRIZMAX)がスペシャルゲストとしてお祝いに駆け付けた。

写真=三橋優美子

日本と東南アジアの文化交流事業を幅広く紹介する祭典「東南アジア映画の巨匠たち」のオープニングイベントが4日、東京・有楽町にある有楽町スバル座で行われ、数々の国際映画祭で高い評価を受けるガリン・ヌグロホ監督(インドネシア)、ブリランテ・メンドーサ監督(フィリピン)、エリック・クー監督(シンガポール)、今後アジアでの活躍が期待される若手監督カミラ・アンディニ監督(インドネシア)、ナワポン・タムロンラタナリット監督(タイ)が登壇した。

『サタンジャワ』や『メモリーズ・オブ・マイ・ボディ』などを手掛けるヌグロホ監督は、「アジアの国々が“家族”として映画界を盛り上げていけることをうれしく思います。私のように長く映画に携わる者もいれば、若い世代も参加していることがすばらしい」と語った。前回の東京国際映画祭でコンペティション部門の審査委員長を務めたメンドーサ監督は、「プロデューサーとして、日本との合作映画の3本目を撮影することになっています。これからも、さらに日本の皆さんや、世界中のアーティスト、映画人とコラボレーションしていきたい」と明かした。アンディニ監督は、「8年前に私のデビュー作を上映していただいたことをきっかけに、何度も来日し、そのたびに作品をご覧いただく機会をいただきました。今後も、世界中の映画人とコラボレーションしていきたいです」と意気込みを語った。

この日、日本やミャンマーをはじめ世界中に活躍の場を広げている森崎ウィン(PRIZMAX)がスペシャルゲストとしてお祝いに駆け付けた。森崎は「僕には夢があります。それは、アジア各国の映画に出演すること。僕がどんどん映画に出演することで、東南アジアの魅力をもっと伝えられたらと思います」と語り、「最先端の東南アジアのカルチャーに触れていただきたいのと、今後の森崎ウィンの動向にも注目していただけたらと思います」とPRした。

「響きあうアジア2019『東南アジア映画の巨匠たち』」は、7月10日(水)まで有楽町スバル座で開催。登壇した5監督ほか東南アジアで活躍する監督たちの作品を特別上映する。

ABOUT
日本と東南アジアの文化交流事業を幅広く紹介する祭典「響きあうアジア2019」を国際交流基金アジアセンターの主催で開催中。国を超え共に創り上げた舞台芸術、映画から、東南アジア選手による混成サッカーチーム「ASIAN ELEVEN」と日本チームとの国際親善試合、日本語パートナーズのシンポジウムなど、互いの文化が刺激し合って生まれた珠玉のイベントの数々を楽しめる。
配給:独立行政法人国際交流基金アジアセンター
公開日:7月10日(水)まで有楽町スバル座で特別上映
公式サイト:https://asia2019.jfac.jp/