
「月刊コミック@バンチ」で連載中の清水ユウ原作のテレビアニメ「鹿楓堂よついろ日和」のテレビ放送開始に先駆け、東京・亀有にあるMOVIX亀有にて1話・2話の先行上映とトークショーが行われた。トークショーには、声優の小野大輔、山下大輝、天﨑滉平の3名とプロデューサーの米森裕人が登壇した。
和風喫茶を舞台とした物語の中で、小野はラテアート担当のグレゴーリオ・ヴァレンティノ(ぐれ)を担当。自身の演じる役が決まったとき、小野は、「“ぐれ”がワイルド担当なので、“ときたか”の中村(悠一)くんみたいで配役が逆ではないかと(笑)。中村くんもそう思ってたみたい」と意外なキャスティングに当初戸惑っていた様子。しかし、「(小野)自身のイメージをいい意味で変えていきたい」と意気込んだ。
途中、スイ役の諏訪部順一からの動画メッセージを上映。また、コメントがない中村に代わり、小野が自身のスマホを取り出し、LINEで中村から事前に預かったというメッセージを、中村の声色をまねた低い声で会場のファンに読み上げる一幕も。
各キャラクターの担当料理・役割にちなんだトークコーナーでは、ネコの“きなこ”を演じる天﨑について、「“ネコ担当=癒し”として、気を張った収録現場で『ニャ~』と鳴いてくれるだけで癒される」と小野と山下が語り、さらに、現場に天﨑が呼ばれていない時も寂しくてメールしてしまったという裏話を明かした。
米森プロデューサーは、毎回、収録の度にこだわりの差し入れをしているそうで、声優陣はその差し入れをいつも楽しみにしているのだとか。山下らが差し入れに手を伸ばす様子を見て、「反応がいいお菓子とよくないお菓子がわかり、母親のような気持ちになる」と心の内を明かし、会場の笑いを誘った。
最後に、小野は「極上の飯テロを味わっていただいていただければと。なくても生きて行けるけれども、あるとホッとするという時間を僕らは本気で作っておりますので、楽しんでいただければと思っております」とトークを締めくくった。
「鹿楓堂よついろ日和」は、2018年4月よりAT-X、TOKYO MX、KBS京都にて放送開始予定。各局の放送予定は、公式サイトから。